彼のパンドラ。

まず私がなんでブログに彼のことを書き始めたのか。

それは

誰にも相談できないことを吐き出して、

あとで冷静になって見返してみたかったから。

 

パニックになったり、混乱したりすることはあまりないけれど、

今回のは結構衝撃的だったので、ちゃんと残しておこうと思います。

おまけに今回がちと長いです。

 

まずは彼について。

私の彼は、15歳の時に初めて付き合った彼女がいて、

16歳から6年間付き合った彼女がいて、

(その後一瞬付き合った人がいたような気もする)

その後の彼女と2年付き合って、今の私に至ります。イマココね。

私は4人目。

 

過去の恋愛エピソードを聞くと

恋愛にどっぷり浸かるタイプっていう印象。

すごく叙情的な人だし、

彼女ができると周りが見えなくなるくらい大事にするってことも

過去の女性たちとエピソードで分かってたし

今はそこまでではなさそうだけど

しっかり相手を愛するところが、彼の好きなところだから。

 

彼は10年くらいセラピーに通ってたって聞いたし、

(まぁ通ってそうだし驚かない)

今は全然メンヘラっぽくないし、

落ち着いて大人っぽい雰囲気だから、

ちょっと意外だった。

「落ち込んだり、揺さぶられるほど情熱的に恋愛してたの、いいな~」

って他人事のように思いつつも、

「私も彼にそれくらい、愛されたいな」

って当時の彼女がうらやましくなった。

 

でもそんな彼も20代前半だし、

見た目もそんなに悪くないし、

カナダのトロントだし

パーティみたいなのにも行くタイプだし、

言わないだけでワンナイトもあっただろうな、とは思ってて。

ワンナイトに関しては大して気にしないので、

まぁあんだろ、ぐらいの感じでした。

 

 

今となっては何でそんな流れになったのか分からないけど、

「アンは何人とセックスしたの?」

と聞かれて正直に人数を告白してしまいました。

すると彼の目の色が変わって、青い目の瞳孔が開き、

「僕は今まで経験人数が4人しかいない、

そのうちちゃんとセックスしたのは2人だけだよ」

・・・おおそうか。

 

彼はセックスに関する話にもオープンで、割と好きなんですよね、そういう話。

(前の彼女の話を持ち出される時はあんまり気分良くないけど笑)

すると急に頭を掻きむしって、大きなため息をつくと、

「・・・僕は怒って吐きそうだよ!Fuck!」

と言ってこちらを向き、メガネを思いっきり机に投げました。

私はおっかなびっくり。

(ああ、本当の人数を言うんじゃなかった・・・)

「ごめんね、気分を悪くしたよね」

「Fuck!!・・・はぁ。

どうしても変わらないよ、僕はほんとうに4人しか知らないし、

どんなセックスが良くてどんな女の人が合うのかも分からない。

アンが悪い訳じゃない、聞いたのは僕だ・・・Fuck!!!」

「どうしたらいいいのか分からないよ、僕、どうしてそんなことができるの」

そう言いながら彼はどしどしと足音を立てて、トイレに行きました。

「このままではアンを傷つけることを言いそうだ!」

バタンとすごい勢いでドアを閉める彼。

 

・・・こんなに明らかな怒りの場に遭遇したのは初めてなので

ちょっと混乱してひたすら彼をじっと待つ私。

だんだんと怒る人や、機嫌が悪くなる人は見たことあるけど、

こんなはっきりと憤怒する人、初めてだし、

どうしたらいいか分からなくて

私はベッドに腰かけて待つしかなくて。

脳内では

「いや、誰が正直に経験人数いうねん。絶対もっと少なめにいうやろ」

とひたすら自己嫌悪。(あほなんか)

 

いったい何分経ったんだか分からないくらい経ってから

彼がすごい勢いで扉を開けると

「散歩に行ってくる。このままだとアンを傷つけるので」

「・・・分かった」

「・・・イヤホンがない。Fuck!!!」

おお怖。

そしてそのままコートを着る彼に

「待ってるからね」

「・・・・はぁ・・・・」

いらだってるのか怒りを何とかしずめようとしてるのか

めちゃくちゃ息を吐く彼。

 

これ、私どうしたらいいねん状態。

たしかに前になんかこういう話を電話でした時も

「・・・僕は今怒ってます。自分自身に。すごく怒ってる」

「・・・え?」

「アンは悪くない、悪いのは僕。聞いたのは僕」

「・・・・」

「今すごく怒ってるのでもう寝ます」

「寝て解決するの?私が聞いて楽になるなら聞くよ」

「解決するかは分からないけど、寝るしかないですね。

アンに話して楽になるかも分からないので」

「気にしないで話してよ」

「傷つけてしまうので、さらに自分が嫌になります。だから今日は寝ます」

「・・・直接話ができないのが寂しいね、そばにいなくてごめんね。

会いに行きたいよ」

みたいな感じになったのは記憶にある。

(そんでもってその2日後新幹線に飛び乗ったんだったけな)

 

それが面と向かってこうなるとは。

まあカップルにはいろいろ乗り越える課題とかあるっていうしな、うんうん。

と思いながらひたすらお白湯を飲みながら待つ私。

 

帰ってきたら何の話したらええんやろか、うーん。

とりあえず話聞くよ、かな。

こういう時海外の映画ではハグしながら聞いてあげてるけど

私さっきハグしてあげへんかったな。

そもそもハグしていいんか?そんな雰囲気やなかったな?

とか考えているうちに

1時も近くなってきて、大丈夫かいな(身の安全が)と思うものの

連絡せんほうがええんよな、うん。

ここで年上の余裕を持って接せねば。

と思いなおしひたすら待つ私。

 

・・・そして1時を過ぎて帰ってきた彼。

「おかえり」

「・・・ただいま」

今までにないくらい機嫌悪そうな彼。

内心ひやひやな私・・・。

 

とえらい中途半端ですが

この後がまた長くなりそうなので

次の記事に書きます。